SDGs活用のメリットと活用ステップ
- 宮崎 恭世
- 6月5日
- 読了時間: 2分
先の記事でSDGs活用の4つのポイントをお伝えしましたが、今回は活用のステップについてお伝えします。

まず、改めてSDGs活用のメリットを整理します。
①SDGsを基軸とすることで、経営理念を社会的使命に沿って、明確に実現できる
②自社の事業とSDGsの17の目標を結びつけることで「こんな風に社会貢献がしたい」という会社の思いを社内外にわかりやすく伝えられる。
③信頼性の向上と企業ブランディングができる。
④企業理念を社内に浸透させることで、社員がそれぞれ自律的に判断できる強い組織を作れる。
⑤社会貢献性の高いビジネスをPRすることで優秀な人材の獲得につながる。
次にその活用ステップを見ていきましょう
①経営理念の振り返り
自社の経営理念を再チェック
②ビジョンの再構築
「自社でこれまで取り組んできた事業」 「これから取り組んでいきたい事業」の二つに
分けて事業を振り返り、SDGsの17の目標と169のターゲットに該当する取り組み
をチェック
③戦略の設定・整理
二つに分けた取り組みから、「自社の強み」と「自社の課題」を洗い出す。
その強みと課題をもとに、SDGsの17の目標と169のターゲットに照らし、
これから自分たちでできるアクションを具体的に考える。
④戦術の決定・実行
計画をたて、実行し、評価し、改善して次の計画を立てるという過程を繰り返していく
ことで、取り組みの価値が増してきます。
自社がすでに取り組んでいること、当たり前にやってきたことがあらためて振り返ってみると、SDGsのゴールにみあった取組みだったということに、気づく企業も多いです。
そのことをアピールできます。
大がかりな新しいことをしなければならないと思うのではなく、すでに自社で取り組んでいることをSDGsのゴールの観点から見直し、これから取り組みたいことも、やり方の工夫でSDGsのゴールに見合ったものにできるかもしれません。
そのように考えることでSDGsに取組みやすくなります。
次回は戦略と戦術について、少し掘り下げて考えていきます。
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