SDGsとビジネスチャンス
- 宮崎 恭世
- 2 日前
- 読了時間: 2分
誰も置き去りにしないという理念を掲げるSDGsはすべての国や地域を対象としたものです。

従来、企業による社会貢献活動にはこれまで、CSRという言葉が使われてきました。
自社のイメージアップを目的とした寄付などのシンプルな社会貢献が主だった形でした。
SDGsでは、各企業がそれぞれの本業を通して、目標達成に取りくむことが重要とされています。
SDGsの目標から選んだビジョンごとに戦略を考え、戦術を練っていくことで、事業に創造性をもたらし、共通の認識のもと、現場にイノベーションを起こすことで、新しいビジネスチャンスの獲得が可能になります。
社会貢献の観点だけでなく、きちんと利益がでるビジネスを創造できることがSDGsの素晴らしさです。
環境省は「すべての企業が持続的に発展するために―持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」の中で4つのポイントをあげています。
① 企業イメージの向上
SDGsへの取り組みアピールすることで多くの人に「この会社は信用できる」、 「この会社で働いてみたい」という印象を与え、より多様性に富んだ人材確保につながることなど、企業にとってプラスの効果をもたらします。
② 社会も課題への対応
SDGsには、社会が抱えている様々な課題が網羅されていて、今の社会が必要としていることがつまっています。
これらの課題への対応は、経営リスクの回避ともに、社会への貢献や地域への信頼獲得にもつながります。
③ 生存戦略になる
取引先のニーズの変化や新興国の台頭など、企業の生存競争はますます激しくなっています。今後はSDGsへの対応がビジネスにおける取引条件になる可能性もあり、持続可能な経営を行う戦略として活用できます。
④ 新たな事業機会の創出
取組みをきっかけに地域との連携、新しい取引先や事業パートナーの獲得、新たな事業の創出など、今までになかったイノベーションやパートナーしプを生むことに繋がります。
特に中小企業においては、社外的には、信頼性の向上と企業プランニングができ、社内的には、企業理念を社内に浸透させることで、社員それぞれが共通の認識のもと物事を判断し進められる組織ができ、また、SDGsの取り組みをアピールすることで優秀な人材の獲得につながります。
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